黄鉄鉱:愚者の黄金 vs 本物の金
この記事のポイント
- 黄鉄鉱は硬くて脆く、金は柔らかくて展性があります。
- 黄鉄鉱の条痕は緑黒色で、金の条痕は黄金色です。
- 黄鉄鉱は鋭い立方体を形成し、金は丸みを帯びた塊や薄片を形成します。
混乱が生じる理由
黄鉄鉱(硫化鉄、FeS₂)は、その真鍮のような金属光沢が何世紀にもわたって探鉱者をだましてきたため、「愚者の黄金」というニックネームが付けられました。しかし、何を調べるべきかさえ分かれば、いくつかのテストでこの2つを簡単に見分けることができます。その違いは微妙なものではなく、劇的です。
決定的なテスト
次の簡単なチェックを行ってください。通常、いずれか1つで解決します。
- 硬度:黄鉄鉱は硬く(6〜6.5)ガラスに傷をつけます。金は柔らかく(2.5〜3)銅貨で傷がつきます。
- 条痕:黄鉄鉱は緑黒色の条痕を残し、金は輝く黄金色の条痕を残します
- 靭性:黄鉄鉱は脆く、叩くと砕けます。金は展性があり、凹んだり平らにつぶれたりします。
- 形状:黄鉄鉱は条線のある面を持つ鋭い立方体や五角十二面体を形成し、金は丸みを帯びた塊、薄片、針金状の形態をとります。
- 重量感:金は非常に重く(比重約19)、パイライトははるかに軽く感じられます
黄銅鉱も同様
もう一つの「愚者の黄金」は黄銅鉱(銅と鉄の硫化物)で、より黄金色に近く、しばしば変色してクジャクのような虹色になります。黄鉄鉱と同様に脆く、暗い緑黒色の条痕を残すため、同じテストで見破ることができます。どちらも一般的で魅力的、かつ安価であるため、一攫千金を狙うのではなく、コレクションとして集める価値は十分にあります。
安全上の注意
黄鉄鉱は湿った空気中でゆっくりと分解し(黄鉄鉱の分解/病気)、硫酸を放出して標本や近くのラベルを傷つけることがあります。乾燥した場所に保管し、長時間触れた後は手を洗ってください。これは注意喚起であり、不安を煽るものではありません。黄鉄鉱が鉱物愛好家に好まれるのには、それなりの理由があるのです。